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★★★BMCAアライアンスオンライン★★★
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BMCAアライアンスオンライン(第258号)2022/1/11発行
MC恋塚です。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
みなさん、お正月はお雑煮食べましたか。
雑煮は正月料理と言うわけではなく、全国各地で、その地の物を
使って作って食べる、いわゆる雑煮(ざつに)です。
戦国時代は戦(いくさ)に出る前に、殿様を囲んでみんなで雑煮を
食べ、出陣したと言います。
現代人にとっても1月1日の元日は1年の戦いのスタートの日でもあり
ます。
私は毎年お正月にそんな事を考えながら、お雑煮を頂いています。
今年も1年頑張って戦っていきましょう。
******************** もくじ *******************
1.2022年ブライダル業界の取り組み
2.これからの司会者像(後編)
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■1.2022年ブライダル業界の取り組み■
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コロナの大打撃も手伝って、ウェディングの少人数化(ダウンサイ
ジング)、なし婚の割合も増加の一途です。
さて、年始早々、大手の結婚式場会社の経営経営者が年頭所感メッ
セージを発信しています。
総合して感じるのは、婚礼組数UP、売上向上と言う指標も今後は、
コスト削減、業務効率化で「利益率向上」と言う指標に代わってき
ています。
また、
2021年は、「コロナ禍で結婚式が実施できない!」
と言う視点でしたが、
2022年は、「コロナ禍の環境でどのように結婚式を開催していくか」
と言う流れになるようです。
また、オンラインの活用としては、打ち合わせはオンラインが有効で
あるものの、オンライン披露宴については、「感動を共感するために
は、リアルであることが重要」と言う考えが業界共通のようです。
どの経営者も「こんな感じで頑張っています」にとどまっています。
新時代に対応したブライダルのビジネスモデルが確立するまでまだ時
間が掛かりそうです。
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■ 2.寝正月でテレビを見ながら・・・ ■
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年末年始は、人のいるところに出掛けるのも自粛し、寝正月してい
ました。
テレビを見ていて、乱れた日本語がいくつか(いや、いくつも)散
見されました。
呆れた出来事として情報共有致します。
【1】年末の上野アメ横市場のレポート(局アナ)
局アナが取材現場で「年末のアメ横からお伝え致します。あちらこち
らお店から、生きのいい声が聞こえてきます!」
→本来、「生きのいい」は人間に対しては使いません?おおよそ、
魚介に対して使っている言葉です。
市場で飛び交う声に対しては、「威勢のいい声」、「勢いある声」、
「元気な声」などが適切でしょう。
【2】コロナ対策の政府方針に対て(元NHKアナウンサー))
「大臣の説明は耳障りはいいですが、実際には格差につながるように
思います・・・」
→耳障り:聞いて、不快に感じたり、うるさく思ったりする様子。
(新明解国語辞典/三省堂)
であり、このシーンでは、「聞こえはいいですが」を用いるべきで
しょうね。
但し、手触りや、肌触りなどと同様に耳障りを耳触りのつもりで使っ
てしまう人もいるようですが、「耳触り」と言う日本語はありません
【3】富士山上空からの初日の出中継(局アナ)
「ここ上空から遠くまで下を見下す(みくだす)ことができます」
見下すは、否定的な表現、上から目線の言葉ですよね。呆れます。
→本来は、「見下ろ(みおろす)すことができます。」でしょうね。
もしかしたら、原稿に書いてある「見下ろす」を、「みくだす」と
読んでしまったのかしら?
【4】下町のお惣菜屋さん、お店のお母さんと娘さん取材(局アナ)
「地元で人気のお惣菜屋さんに来ています、お店の女将さんと娘に
お話伺います」
→「娘の」は身内の場合だけ、他人の娘さんには「娘さん」、「娘に
あたります(硬い表現だ)」としないと失礼です。
【5】冬の寒波の天気図の説明に対して(有名歌舞伎役者の奥様)
気象予報士が「毎年そうなんですが、この季節、小笠原付近に
気流の吹き溜まりが出来てこの現象が起きてしまうんです」
それに対して、ある有名歌舞伎役者の奥様が
「小笠原ですかあ、こんなところに穴場があったんですね。」
穴場:気づかずにいた思いもよらぬ良い場所の意味。このシーン
ではこんなところに落とし穴があったんですねとか、ここが盲点など
の方がいいでしょうね。
上記はどれも文法上間違いではないですが、日本語の意味合いとして
用法がNGな訳です。あーはずかしい。
婚礼プロ司会者もある意味、日本語のプロでなければなりません。
日々しゃべりの技術を磨きましょう。
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会長 MC恋塚 太世葉(こひづかたせは)
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